研究成果の概要 |
主要血液型抗原RhDのWeakD変異のうちエクソン7のsynonymous変異 c.960G>Aによるスプライシング異常が配列特異的で、エクソニックスプライシングエンハンサー(ESE)結合分子であるSRSF3の結合に依存することを見出した。ESE結合分子のうち、SRSF1, SRSF11, TRA2Bに軟骨分化誘導作用があることを示した。内在性遺伝子の発現が少ないp63の選択的スプライシングのアポトーシスに関する役割を、スプライシングアッセイ用プラスミドを安定導入した培養細胞を利用して検証し、アポトーシス誘導下でγアイソフォームへの特異的なスイッチングが生じることを確認した。
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