Sema3Aは神経ガイダンス分子として機能するだけでなく、骨内への感覚神経投射を介して、骨代謝に影響することが明らかになっている。Sema3Aの機能をより詳細に検討するため、グリア細胞特異的Sema3AKOマウスおよび、Sema3Aの受容体であるNrp1の神経特異的KOマウスを作成し、骨組織の解析を行った。その結果、それそれの組織特異的欠損マウスにおいて、骨量の低下が認められた。これらの結果から、グリア細胞由来のSema3Aも骨代謝に影響する可能性が考えられた。また、Sema3AはNrp1を介するシグナルで骨代謝を制御する可能性が考えられた。
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