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2016 年度 実施状況報告書

補完的全ゲノム関連解析による小児の覚醒時興奮の分子基盤の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K10926
研究機関東北大学

研究代表者

蔵谷 紀文  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (00468373)

研究分担者 杉野 繁一  東北大学, 大学病院, 助教 (00423765)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード覚醒時興奮 / 小児麻酔
研究実績の概要

初年度は遺伝子実験の環境整備と陽性対照実験の実施のみで終了した.購入した機器は患児血液からのゲノムDNA抽出に必要なものを購入した.とくにゲノムDNAの濃度をベンチトップで測定するための機器と試薬の購入はおおいに研究環境を向上させた.加えてリアルタイムPCRを用いた遺伝子型タイピングの実験系を当施設で確立し,テクニカルに問題がないことも確認した.また2016年10月に米国麻酔学会へ出張し,小児の覚醒時興奮の研究のアカデミアでの現状について調査した.本邦と同様に小児の覚醒時興奮は重要なテーマであることを再確認し,われわれのような独創的な研究は米国で行われていないことも明らかになった.帰国後は共同研究者と綿密に研究プロトコルを討議しており,そのプロトコルを論文として研究開始前に発表することを決定した.現在,共同研究者達とともに投稿準備中である.投稿先はJA Clinical Reportを予定している.そのため未だ本実験は開始されていない.したがって新規の新たな観察結果を得ることは残念ながら現時点ではできていない.ただ研究戦略としてDNAマイクロアレイで少数のサンプルで60万ヶ所程度の遺伝子多型のタイピングを行い,その後スーパーコンピュータで2,400万ヶ所の遺伝子多型のタイプを推定してゲノムワイド関連解析を行うことにした.最後に200以上の多検体でリアルタイムPCRを用いて検証する予定とした.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

小児を対象とした臨床研究のため倫理委員会の承認を得ることに時間を要した.

今後の研究の推進方策

現在,詳細なプロトコルが決定された.厳密な臨床研究を遂行するため,プロトコルをまず論文として公開することにして現在,執筆中である.投稿先はJA Clinical Reportを予定している.

次年度使用額が生じた理由

研究が順調に開始できなかったため,次年度使用額が生じた.

次年度使用額の使用計画

研究を速やかに開始し,遅延しているプロジェクトを進めるために有効に使用予定である.

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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