最終年度はウサギを使って動物実験で現在臨床で頻繁に使用されている神経ブロックのひとつである腹横筋膜面Transverse abdominis plane(TAP)ブロックをEI値変化 を使用して実際の神経ブックを染色した局所麻酔薬を使用を行なった。 同様に今までのウサギにおける坐骨神経に呈して坐骨神経ブロックをEI値変化 を使用して実際の神経ブックを染色した局所麻酔薬を投与する実験を再現し、さらにEI値変化は穿刺針の先端が坐骨神経に接した時に起こることは肉眼で検証できていたが、顕微鏡レベルでどの位置に局所麻酔が注入されているかと証明する工夫を行なった。その結果局所麻酔薬にラテックスパウダーを混入させ、凍結病理切片を作成することにより局所麻酔の注入位置が顕微鏡で確認できることを発見した。 この動物実験における坐骨神経とTAPブロックの結果より,EI測定による穿刺に関して,兎を使用した動物実験により,坐骨神経ブロックおよび腹横筋膜面ブロックにおいて,穿刺精度が向上することを実証した。.また,このEI測定による針先の位置同定による神経ブロックの手許に関する特許申請を行った(特許:特願2019-159308).特許申請後,この2つの実験結果の論文を作成した(in preparation)。
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