研究課題/領域番号 |
16K10945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
安藤 富男 横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (00193110)
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研究分担者 |
宮崎 智之 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (30580724)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | KCC2 / CLP290 / ミダゾラム |
研究成果の概要 |
CLP290を投与することで細胞内の塩素イオンが細胞外にくみ出され、相対的に細胞外の塩素イオン濃度が高くなる。今回の研究では、細胞内塩素イオン濃度を規定するKCC2のリン酸化をCLP290が上昇させることが分かった。この状態でGABA受容体作動薬を投与すると、GABA受容体の活性化に引き続き、濃度が高い細胞外から塩素イオンが細胞内に流入し、神経細胞の活性化が抑制される。本研究ではこの現象をpCREBを用いた免疫組織学的検討により明らかにした。こうした細胞生物学的変化は、個体レベルにおいては鎮静を引き起こすことが明らかになった。本研究では、この現象を正向反射を用いて検討した。
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自由記述の分野 |
麻酔科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カリウム-塩素イオン共輸送担体を介したchloride homeostasisが幼若動物の鎮静に与える役割を明らかにし、さらにはそのメカニズムに着目した鎮静耐性改善薬としての臨床応用可能性を探るものである。
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