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2016 年度 実施状況報告書

術前運動療法による術後心機能・認知機能低下の予防効果

研究課題

研究課題/領域番号 16K10977
研究機関福岡大学

研究代表者

山浦 健  福岡大学, 医学部, 教授 (70264041)

研究分担者 重松 研二  福岡大学, 医学部, 講師 (10360306)
岩下 耕平  福岡大学, 医学部, 助教 (10533333)
平井 孝直  福岡大学, 医学部, 助教 (60441763)
楠本 剛  福岡大学, 医学部, 講師 (70383255) [辞退]
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード高齢者 / 心機能 / 認知機能 / 麻酔 / 術後認知機能障害 / prehabitation
研究実績の概要

高齢化社会に伴い手術患者の高齢化も進んでおり、術後の身体機能および高次脳機能障害に伴う生活レベルの低下は医学的のみならず、社会的・医療経済的にも問題となっている。これに対する治療法や予防法は確立していないが、手術前の運動療法(prehabitation)が手術後の身体活動の早期回復だけでなく、高次脳機能低下の予防にも効果がある可能性が臨床的には示唆されている。そこで、今回高齢者モデルを用いた基礎的な研究により、術後の心機能を含めた身体機能の低下および高次脳機能障害の予防について、prehabitationの効果とメカニズムを明らかにすることを目的とした。
現在モデル動物の飼育環境を整え、運動療法を行うためのケージ(別の研究費で購入)、手術法の確立などの準備を行った。高齢者モデルラットに関しては飼育環境は整った。
別の実験で用いているラットで予備実験として心機能評価を行っているが、現有の心エコー装置では評価がうまく行えていないため、別の装置あるいは別の方法での評価方法を模索する。手術モデルでは予備実験では安定して行えているため準備としては順調である。認知機能評価に関しては医学部内に装置があるためそれを利用する準備ができている。
次年度は他の研究者および協力者の助言および強力をお願いしており、本格的に実験を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

心機能評価がうまく行えていないため、別の装置あるいは別の評価法を検討する。

今後の研究の推進方策

本格的に実験をスタートし、年度内には結果が出るように進めていく。このための協力者などの準備は行えている。

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた実験に手間取り、モデル動物の作成まで至らなかったため、動物の購入費用が必要とならなかった。また結果報告するための学会発表までいたらなかったため旅費も必要とならなかったため、予定していた経費を次年度に繰り越すこととなった。

次年度使用額の使用計画

実験の準備はほぼ整ったため、実験動物の購入、薬品の購入などに充てる予定である。また成果発表も考えている。

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公開日: 2018-01-16  

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