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2019 年度 研究成果報告書

神経障害性痛におけるグリア細胞の役割の解明と新規治療薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K10987
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 麻酔科学
研究機関大阪医科大学

研究代表者

南 敏明  大阪医科大学, 医学部, 教授 (00257841)

研究分担者 藤原 淳  大阪医科大学, 医学部, 助教 (00773516)
森本 賢治  大阪医科大学, 医学部, 助教 (20388250)
上野 健史  大阪医科大学, 医学部, 助教 (70782283)
中尾 謙太  大阪医科大学, 医学部, 助教 (50815719)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードがん性疼痛 / 神経障害性疼痛 / 脊髄 / アクロメリン酸 / アストロサイト / ミクログリア
研究成果の概要

痛みは、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛に大きく分類される。侵害受容性疼痛は、病気や怪我に対する有用な警告反応である一方、神経障害性疼痛は、病態が完成すると非常に難治性であり、痛み自体が有害な病態をもたらす。さらに、がん性疼痛は侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛が混在し難治性である。そこで申請者は、マウス神経障害性疼痛モデル、がん性疼痛モデルを用いて病態解明を行った。
がん性疼痛モデルは、MMP-9の発現抑制で鎮痛効果があること、神経障害性疼痛モデルは、抗てんかん薬のスチリペントールが鎮痛効果があること、発現・維持にアストロサイト-ニューロン乳酸代謝経路が関与していることを示した。

自由記述の分野

疼痛治療学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん性疼痛は、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛が混在し難治性であり約20%は薬剤に抵抗を示す。世界保健機構(WHO)では「がん性疼痛は治療できる症状であり、治療すべき症状である」と提言している。神経障害性疼痛やがん性疼痛の病態解明を進めることにより、薬剤抵抗性疼痛の根治療法確立に向け大きく前進する。

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公開日: 2021-02-19  

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