| 研究課題/領域番号 |
16K11001
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
泌尿器科学
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| 研究機関 | 滋賀医科大学 |
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研究代表者 |
河内 明宏 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90240952)
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| 研究分担者 |
小島 秀人 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (00225434)
寺島 智也 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (40378485)
影山 進 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50378452)
和田 晃典 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (90750539)
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| 研究協力者 |
成田 充弘
吉田 哲也
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | 前立腺癌 / 標的治療 |
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| 研究成果の概要 |
本研究により同定できた候補ペプチドのうち結合力の強い3種類のペプチドを選択し、それぞれのペプチドと前立腺癌組織との結合力を検証し、前立腺癌組織に最も強い結合を示すペプチドを同定した。同ペプチドと肝、腎組織との結合力を検証したところ、肝・腎組織へは結合せず前立腺癌組織に特異的に結合することが示された。同ペプチドにアポトーシス誘導ペプチドを結合させ治療実験を行ったところ、培養前立腺癌細胞株のみならず、腫瘍移植SCIDマウスの前立腺癌組織に対しても腫瘍の増殖抑制効果を認めた。本研究により前立腺癌特異的組織標的ペプチドを同定することができ、同ペプチドを用いた新規治療法開発の可能性が示唆された。
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| 自由記述の分野 |
前立腺癌
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の手法により、前立腺癌組織に特異的に結合する組織標的ペプチドを同定することができ、同ペプチドを用いたペプチド治療の効果が示された。このことにより、前立腺癌に対する新たな治療法としての可能性が見出され、また既存の治療効果を高めることができる可能性が示唆された。
さらに我々が本研究で行った既存の方法から発展させたファージディスプレイ法は治療薬物の輸送を担う特異的な担体としてのペプチドを同定することができることが確認できた。この手法を用いることで、標的とする疾患は前立腺癌に限らず、様々な疾患に対して応用が可能であり、本手法は特異的組織標的ペプチドを同定するための非常に有用な方法であると考えられた。
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