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2018 年度 研究成果報告書

インスリン抵抗性に着目した前立腺がん発症メカニズムの解明と予防法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

安藤 亮介  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (30381867)

研究分担者 安井 孝周  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40326153)
河合 憲康  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (20254279)
内木 拓  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (50551272)
鈴木 貞夫  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (20226509)
細野 晃弘  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (00723454)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード前立腺癌 / インスリン抵抗性 / 疫学
研究成果の概要

ベースライン登録から5年経過した健診受診者を対象とした追跡調査を実施した。がん現病者・既往者、糖尿病治療中または空腹時血糖値140mg/dLを超える対象者等を除外し、最終的に2,366名を解析した。平成25年3月から平成28年10月に行った2次調査から60名(2.5%)の前立腺がん患者の新規発症が確認された。本研究では、インスリン抵抗性の指標として、高HOMA-IR(2.5以上)と、高インスリン血症(15.0μU/mL以上)を採用した。前立腺癌発症に対するオッズ比をロジスティック回帰分析を用いて検討したところ、高HOMA-IR、高インスリン血症と前立腺癌との間に有意な関連は認めなかった。

自由記述の分野

泌尿器腫瘍、予防医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

前立腺癌は米国で高罹患率が観察されていたが、わが国でも急増している。これには、肥満者やメタボリックシンドローム患者が増加していることが原因のひとつと考えられる。私たちは肥満・高血圧・糖尿病・癌といった生活習慣病の発症に、インスリン抵抗性が関与していると考え、一地域に密着したコホート研究を実施した。今回、前立腺癌発症とインスリン抵抗性との因果関係は明らかでなかったが、比較的短い観察期間の影響があると考えられた。

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公開日: 2020-03-30  

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