研究課題/領域番号 |
16K11025
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
山田 恭弘 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (20388185)
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研究分担者 |
鴨井 和実 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40295663) [辞退]
浮村 理 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70275220)
沖原 宏治 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80285270)
本郷 文弥 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80291798)
牛嶋 壮 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10398373)
金沢 元洪 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00468266)
藤原 敦子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20457980)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 穿刺ナビゲーションシステム / 局所治療 / Image fusion / 前立腺癌 / 腎癌 |
研究実績の概要 |
昨年度は、新しいソフトウエアを開発中である、具体的には2次元超音波診断装置のプローブに装着した位置センサー(磁場受信装置)により空間的位置情報をワークステーションに送り、つぎにワークステーション内で、あらかじめ所得しておいた同一患者のCTの3Dデータと超音波プローブのポジショニングをおこなうことで、超音波像と同一のCTの3D画像をリアルタイムに同期表示させる技術である。さらに位置センサーを備えた穿刺針を用いることで、3D画像上に穿刺針がリアルタイムに表示されるようにする。これによりTARGETに対して正確な穿刺が可能となる。この新しいソフトウエアは、ほぼ完成。今年度はイヌとブタの偽腫瘍をTARGETとして、穿刺精度を高める実験を施行。臨床的に使用可能なレベルになるには数mm以内の誤差での穿刺が必要であるため、ソフトウエアの改善を施行中。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
もともと存在するタブレットを体にかざすとことで、体内の3次元解剖情報がタブレット上にリアルタイムに描出される技術に、位置センサーを装備した超音波プローベを組み合わせた新システムの開発は、ほぼ完了しており、また動物実験も順調に進んでいるため。
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今後の研究の推進方策 |
イヌとブタの腎臓および膀胱に偽腫瘍を作成して、この新しいナビゲーションシステムを用いて、偽腫瘍をTARGETとして穿刺し、穿刺後の画像検査および解剖にて精度を確認しており、さらに実験を繰り返して、穿刺精度を高める必要がある。臨床的に使用可能なレベルになるには数mm以内の誤差での穿刺がひつようであるため、ソフトウエアの改善を行う。さらに成果について学会発表 論文発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
[次年度使用額が生じた理由]研究の進行状況に応じて必要となる試薬に係る使用額が、当初の計画に比べ少額で済んだため。 [翌年度分として請求した助成金と合わせた使用計画]申請時の使用計画に従い、実験用試薬・消耗品及び旅費・論文投稿料・学会参加費等に使用する予定である。
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