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2018 年度 実績報告書

1細胞RNAシークエンスを用いたヒト精子幹細胞ニッチの遺伝子発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 16K11067
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

守時 良演  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (50595395)

研究分担者 安井 孝周  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40326153)
林 祐太郎  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40238134)
水野 健太郎  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70448710)
西尾 英紀  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (10621063)
中根 明宏  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (70464568)
神沢 英幸  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (00551277)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード精子幹細胞
研究実績の概要

[停留精巣モデルマウスの開発]これまでマウスでは先天的な停留精巣モデルマウスは存在していなかった。私たちはこれまで、ラットでは抗アンドロゲン剤を妊娠中に投与すると停留精巣の胎子が得られるが、マウスでは尿道下裂しか得られないことを報告してきた。そこでヒト停留精巣でRNA-sequenceを行う前の、preliminaryな段階としてマウスの停留精巣モデルを作成した。昨年、皮膚切開の後に鼠径管を閉鎖することでロバストな停留精巣モデルの作成に至った事を報告した。しかしその後の解析で、この停留精巣モデルでは、今回の解析の対象となる思春期前生後3週のマウスでは、停留精巣が約30%ほどしかできないことが判明した。その原因として、鼠径管を閉鎖してもその後の成長とともに、腹膜後面のスペースが広がり、精巣が陰嚢内に収まることが判明した。そのため、再度モデルを作成しなおし、最終的に経腹腔アプローチで若年停留精巣モデルを作成するに至った。
[微量なmRNAの増幅]1細胞mRNAからcDNAを合成し増幅することを主に行ってきた。昨年までは発現量が多いmRNAについては安定的に増幅可能であったが、1細胞あたり100copy未満のmRNAについては増幅効率の再現性が十分とは言えなかった。手技を改良し、20copy以上のmRNAは安定的に増幅可能となった。しかしRNA-sequenceを安定的に運用するには残念ながら至っていない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Testicular teratoma demanded in‐depth pathological exploration to rule out malignancy: A pediatric case report2019

    • 著者名/発表者名
      Yoshinobu Moritoki Kentaro Mizuno Taiki Kato Shuzo Hamamoto Hideo Hattori Yasuhiko Ito Shinji Saitoh Takahiro Yasui Yutaro Hayashi
    • 雑誌名

      IJU case reports

      巻: 02 March ページ: -

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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