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2016 年度 実施状況報告書

胎児心電図装置を応用した胎児脳機能発達異常検出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K11079
研究機関東北大学

研究代表者

西郡 秀和  東北大学, 大学病院, 准教授 (40453310)

研究分担者 大塩 清佳  東北大学, 大学病院, 医員 (00769739)
木村 芳孝  東北大学, 医学系研究科, 教授 (40261622)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード胎児心電図 / 受精鶏卵
研究実績の概要

受精鶏卵を用いた胎児心電図研究の試みを行った。まず先行研究より、孵卵齢14日にMethimazoleを投与する条件が至適であることから以下の条件を検討した。Methimazoleを20umol、15umol、10umolをそれぞれ受精鶏卵1個あたりに投与した。孵化率はMethimazole 20umol投与群:約30%、15umol投与群:約30%、10umol投与群:約90%であった。孵化時期はコントロール群に比較して、Methimazole 20umol投与群、15umol投与群、10umol投与群は約3日遅れた。鶏胚の心電図を孵卵齢15日と19日に計測して、それぞれ直接誘導にて心電図波形を測定することに成功した。Methimazole投与群は、コントロール群に比較して心電図の異常は認められた。受精鶏卵を用いた心電図の測定方法は確立したので、今後は、検体数を増やすことと、心電図異常の特徴を含めた、コントロール群と比較した詳細な解析を行う予定である。バルプロ酸投与群については、受精鶏卵1個あたり35μmol投与を行っているが、孵化率が低く条件を変えているところである。
ヒトを用いた胎児心電図:甲状腺疾患8件、中枢神経系疾患13件(内抗てんかん薬内服8件)を対象に、胎児心電図を測定した。コントロール群は約100件測定した。胎児に明らかな形態的異常は認めていない。甲状腺と中枢神経系疾患がない妊婦の胎児と比較した、心電図波形の解析を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ほぼ計画通りであるが、ヒトを対象としたリクルートは当初の予定より少ない。

今後の研究の推進方策

計画通りに推進していく。ヒトを対象としたリクルートに努力する。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額は今年度の研究を効率的に推進したことに伴い発生した未使用額である。

次年度使用額の使用計画

平成29年度請求額と合わせ平成29年度の研究遂行に使用する予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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