研究課題/領域番号 |
16K11083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
木村 文則 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90322148)
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研究分担者 |
村上 節 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20240666)
竹林 明枝 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (00402735)
高島 明子 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20452245)
平田 貴美子 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (40727690)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 慢性子宮内膜炎 / 着床障害 / 不妊 |
研究成果の概要 |
慢性子宮内膜炎の生殖機能への影響を明らかにするために臨床研究と基礎研究を実施した。 現在1本の論文が受理され、2本の論文を投稿、4本の論文を投稿準備中である。 また、学会発表などにより評価を得て、今までの研究のまとめを第71回日本産科婦人科学会学術講演会のシンポジウム(2019年4月開催)で発表することができた。また、日本産科婦人科学会の英文official journalであるjournal obsteterics and Gynaecology Research誌よりreview依頼がありpublishされた。本研究をもとに多くの生殖医療医が慢性子宮内膜炎を認識し、診療にあたることになった。
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自由記述の分野 |
生殖医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究を通して慢性子宮内膜炎が、着床障害の原因となることを明らかとした。また、後方視的な解析であるが、慢性子宮内膜炎の患者が流産、早産に関係することが明らかとなった。慢性子宮内膜炎の子宮内膜間質より炎症性サイトカインがより多く分泌されていること、T細胞亜群の分布が変化すること、脱落膜化に影響することが明らかとした。これらの基礎研究をもとに慢性子宮内膜炎患者の脱落膜化を改善する目的で黄体ホルモンを増量し体外受精を行うと妊娠率が改善した。不妊原因として慢性子宮内膜炎の病的意義を明らかにするとともに、その病態を明らかとし、治療方法の一つを確立できた。
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