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2018 年度 研究成果報告書

進化論モデルを用いた内膜症から卵巣類内膜癌への進展メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11132
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関新潟大学

研究代表者

加嶋 克則  新潟大学, 医歯学総合病院, 特任教授 (50345500)

研究分担者 吉原 弘祐  新潟大学, 医歯学系, 研究准教授 (40547535)
榎本 隆之  新潟大学, 医歯学系, 教授 (90283754)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード卵巣癌 / 類内膜癌 / 子宮内膜症 / 癌遺伝子
研究成果の概要

卵巣類内膜癌は子宮内膜症を発生起源とするとされるが、その発症メカニズムは依然として不明である。我々はオミックスデータ解析を行うことで、そのメカニズムの解明することを目的とした。卵巣類内膜癌39症例に対する網羅的遺伝子変異解析により、KRAS遺伝子変異18例(46.2%)、PIK3CA遺伝子変異が16例(41.0%)とほとんどの症例で癌関連遺伝子が変異を起こしていることを確認した。子宮内膜症上皮58症例に対する遺伝子変異解析でも、40%の症例で少なくともPIK3CA遺伝子・KRAS遺伝子変異を認めることを明らかにした。これらの陽性細胞のクローナル性増殖が卵巣類内膜癌の発がんに重要であった。

自由記述の分野

産婦人科

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣類内膜癌が子宮内膜症から発生するメカニズムを解明することは、日本人成人女性の10-20%が罹患している子宮内膜症を外来管理する上で非常に有用な情報になる。さらに、類内膜癌の遺伝子異常に基づいた治療戦略の開発につなげることができるため、本研究の学術的・社会的意義は大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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