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卵巣がんは、婦人科がんの中でも最も予後不良ながんである。近年、他のがん種では免疫チェックポイント阻害治療が期待されているが、卵巣がんにおいては、これら単独療法では有効性が示されていない。がんワクチンや免疫アジュバントなどその他のがん免疫療法との組合せによる相乗効果が期待される。
本研究は、卵巣癌を対象にWT1を標的にしたがんワクチン療法を実施し、本治療法の臨床的効果と抗原特異的免疫誘導との関連性を明らかにした。今回の結果は、卵巣がんに対する集学的がん免疫療法の今後の開発に寄与できる可能性がある。
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