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2018 年度 研究成果報告書

卵巣明細胞腺癌におけるネオ抗原および局所免疫応答の統合的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11152
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

長谷川 幸清  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30534193)

研究分担者 松下 博和  愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 分野長 (80597782)
織田 克利  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30359608)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード卵巣明細胞癌 / 免疫
研究成果の概要

卵巣明細胞癌74例のシーケンスデータもとに、腫瘍変異遺伝子情報からネオアンチの予測を行った。次に、ネオアンチゲン数を変異遺伝子数で割ったものを(neoantigen frequency, NF)として検討したところ、NFが低い群では予後が極めて良好で、NFが高い群で予後が増悪していることが明らかになった。また、NFは卵巣明細胞癌で独立した予後因子となることがわかった。次に発現アレイの情報を利用して検討を進めた結果、NFが低い群で免疫関連遺伝子がより高発現していることがわかった。逆にNFが高い群ではHLA-class I の発現低下および免疫チェックポイント分子の発現上昇が明らかになった。

自由記述の分野

婦人科腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣明細胞癌74例のエクソームシーケンスデータを元に、腫瘍変異遺伝子情報からMHC class I 結合エピトープの予測を行ない、免疫編集に関して検討した。免疫編集とは腫瘍の発生、発育の段階で抗腫瘍免疫が働いた場合、ネオアンチゲンを持ったクローンが排除されるため、腫瘍の変異遺伝子数に比較してネオアンチゲンの数が減少する可能性が考えられている。そこで卵巣明細胞癌で免疫編集が起こっているかを確認するために、ネオアンチゲン数を変異遺伝子数で割ったものを免疫編集の指標(neoantigen frequency, NF)として検討した

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公開日: 2020-03-30  

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