研究成果の概要 |
蝸牛培養細胞において、小胞体ストレスの3つの主要pathwayであるPERK pathway, IRE1 pathway, およびATF 6 pathwayの評価を行った。その結果、IRE 1 pathwayはapoptosisなどの細胞死評価を行うのが可能であったが、その他の2つのpathwayは蝸牛培養細胞上では適切な染色が難しく、評価は困難であることが判明した。IRE 1 pathwayの特異的マーカーCHOPの評価は可能であったが、細胞死レスキューの有効な系の確立が困難であった。結果として、蝸牛有毛細胞死における小胞体ストレスの関与に関する新たな知見を得るのが困難であった。
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