• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

難治性頭頸部癌に対する次世代高分子ナノDDSの開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K11226
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東京大学

研究代表者

松本 有  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80548553)

研究協力者 宮野 一樹  
オラシオ カブラル  
井上 雄太  
五十嵐 一紀  
藤 加珠子  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード生体イメージング / ナノテクノロジー
研究成果の概要

本研究では高分子ナノDDSに様々な機能を賦与し、生体内動態を評価することにより分子修飾を最適化する。ナノDDSの抗腫瘍効果の評価のために舌癌細胞株および口腔癌細胞株を用いた。血中滞留性評価に基づき、外殻を構成する最適なPEG鎖長を分子量12000と決定した。標的指向分子であるcRGDをナノDDS表面に搭載し、その搭載率を最適化し20%と決定した。IVIS発光蛍光イメージングシステムや生体リアルタイム共焦点レーザー走査型顕微鏡を用いて高分子ナノDDSの腫瘍内動態評価を行った。cRGD搭載ナノDDSが腫瘍や転移リンパ節への集積を向上させ、抗腫瘍効果とモデルマウスの生存率を改善することを確認した。

自由記述の分野

生体イメージング

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍組織の血管透過性に依存した「受動的ターゲティング」ナノDDSでは治療が難しいがんを克服したいと考えています。標的指向分子を搭載した次世代の高分子ナノDDSを開発しました。細胞実験や動物実験を行い、cRGDを搭載したナノDDSが腫瘍や転移性リンパ節に集積して治療効果を改善することを確認しました。今後も様々な分子修飾による作り込みと機能評価を行い、ナノDDSの開発を進めます。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi