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2019 年度 研究成果報告書

喉頭亜全摘出術SCL-CHEP:長期予後に関する包括的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11243
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

中山 明仁  横浜市立大学, 医学研究科, 客員教授 (20207955)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード喉頭癌 / 頭頸部外科 / 機能温存 / 喉頭部分切除
研究成果の概要

喉頭機能温存手術Supracricoid Laryngectomy with Cricohyoidoepiglottopexy(SCL-CHEP)を1997年に北里大学で導入してから23年が経過した。手術後の喉頭機能を支えるメカニズムを解析し、より良好な喉頭機能を目指した臨床的介入に反映してきた。SCL-CHEPの長期予後について包括的に検討した。1)長期予後の臨床的解析と病理所見の関連性の解析では、SCL-CHEPの根治性高さが形態学的に実証された。2)嚥下機能の長期経過の解析では、長期生存例でも嚥下機能の低下を示さなかった。3)音声機能の長期経過の観察では、低下することは観察されなかった。

自由記述の分野

頭頸部外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

喉頭癌は頭頸部癌の中でも予後が比較的良好な悪性腫瘍である。しかし、機能温存治療の主役である放射線根治照射後に再発した症例や進行喉頭癌症例は、本邦では喉頭全摘出術が第一選択となる。喉頭全摘出術を受けると、患者さんの生活の質を大きく変えることとなる。喉頭機能温存手術(SCL-CHEP)は、永久気管孔を作らずに、上気道の呼吸を介した生理的生活の質を低下させることもない。本研究では、長期観察例の検討を通して、本術式が包括的に安定した効果を提供することができることが確認され、重要な学術的意義と社会的意義に貢献できた。

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公開日: 2021-02-19  

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