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2019 年度 研究成果報告書

抗EGFR抗体-蛍光法による転移リンパ節に対するリンパ管化学療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11247
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関杏林大学 (2019)
帝京大学 (2016-2018)

研究代表者

横山 純吉  杏林大学, 医学部, 非常勤講師 (60312584)

研究分担者 長谷川 泰久  朝日大学, 歯学部, 教授 (10261207)
大峡 慎一  順天堂大学, 医学部, 准教授 (20549274)
小島 雅貴  順天堂大学, 医学部, 助手 (30760003)
鈴木 雅明  帝京大学, 医学部, 教授 (40261630)
杉本 晃  帝京大学, 医学部, 講師 (50436432)
石橋 謙一郎  愛知学院大学, 歯学部, 非常勤講師 (80714609)
福村 由紀  順天堂大学, 医学部, 准教授 (90407312)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードリンパ管化学療法 / センチネルリンパ節 / 低侵襲治療 / ドラッグデリバリーシステム / targeting Chemotherapy / 頭頸部癌 / 抗EGF抗体 / リンパ管の可視化
研究成果の概要

頭頸部癌の最大の予後因子である転移リンパ節の制御にリンパ管を利用したリンパ管化学療法を頭頸部癌で確立し、選択的に低侵襲に転移リンパ節を治療する画期的な研究である。本治療の確立には抗癌剤を効率的にリンパ管経由で転移リンパ節に運ぶDrug Delivery System(DDS)の確立が必要である。頭頸部癌はEGFR(epidermal growth factor receptor)を持つ特性があるので抗EGFR抗体を利用した本治療法は効率的にリンパ管経由で転移リンパ節に運び、転移した癌に強固に結合し長期的効果を発揮する。EGFR濃度測定とICG 蛍光法で可視化により本治療法の有効性を検証した。

自由記述の分野

医歯薬分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭頸部癌の予後の改善には最大の予後因子であるリンパ節制御が必要である。効果的なリンパ節制御は、センチネルリンパ節理論により原発巣に投与した抗EGFR抗体が能動的に転移癌に直接強固に結合するため、原発巣だけでなく転移リンパ節もリンパ管経由により制御できる画期的な治療法である。本法により術後の機能障害の回避だけでなく手術に費やされてきた多くの外科医や手術室スタッフ等の労力や人件費等を削減することによる医療経済効果が得られる。また、多くの手術が回避できれば、医療崩壊の防止と時間のゆとりにより安全な医療活動と研究活動の時間が持て、医学の発展に寄与する可能性が高い。

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公開日: 2021-02-19  

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