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2018 年度 研究成果報告書

3D高解像マノメトリーを用いた食道入口部機能不全に対する低侵襲手術法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11250
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関久留米大学

研究代表者

千年 俊一  久留米大学, 医学部, 准教授 (20299514)

研究分担者 進 保朗  久留米大学, 医学部, 助教 (40569357)
深堀 光緒子  久留米大学, 医学部, 助教 (50529310)
梅野 博仁  久留米大学, 医学部, 教授 (40203583)
佐藤 公則  久留米大学, 医学部, 客員教授 (70196228)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード食道入口部 / 輪状咽頭筋 / 嚥下 / 嚥下障害
研究成果の概要

【はじめに】新しく開発した3D-HRMが同部の機能不全に対する輪状咽頭筋切断術の適応を決定するため手段になると仮説を立てた。【目的】3D-HRMを用いて正常食道入口部(UES)閉鎖機能の解析を試みる。【対象と方法】健常成人17名を対象にした。センサーを経鼻的にUESへ挿入しUES全周の静止圧を安静呼吸、息堪え、バルサルバのタスク下に測定した。【結果】全例で圧力分布は輪状後部とUESの前後方向の2峰性であった。平均圧、圧積分で左右方向に比べ前後方向での有意差があった。機能的長さに方向性の差はなかった。【まとめ】3D-HRMを用いることで切除部位の確認、手術効果の定量評価が行えると考えられた。

自由記述の分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

食道における生理的第一狭窄部である食道入口部は、安静時に一定の圧力をもって閉鎖している。同部の括約機構の機能不全に伴う嚥下障害に対しては、輪状咽頭筋切断術が最も有効な治療手段になる。しかし、これまで手術適応を決定するための定量化された指標はなく、合理的な筋切断あるいは切除法も確立していなかった。本研究で行った3D-HRMを用いた食道入口部の静止圧測定は、輪状咽頭筋の切断(切除)部位の術前確認および手術効果の定量評価に対して、安定的な記録が行えるものと考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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