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2017 年度 実施状況報告書

加齢黄斑変性、緑内障等の眼科疾患のリスク要因解明のための分析疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K11271
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

結城 賢弥  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00365347)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード縦断研究 / 眼科検診 / 緑内障 / 加齢黄斑変性 / 糖尿病網膜症 / 住民対象 / 疫学
研究実績の概要

本研究は茨城県筑西市において行われてる住民対象の眼科検診を中心とした縦断研究である。本年度は6月29日に障害学種センターにおいて行われ172名、6月30日に同生涯学習センターにおいて132名、7月3日に同生涯学習センターにて154名、7月4日に同生涯学習センターにて120名、7月5日に黒子公民館にて156名、7月6日に黒子公民館にて88名、7月7日に同生涯学習センターにて109名、7月8日に同生涯学習センターにて154名の8日間の眼科検診を行った。また2月3日、4日にかけてそれぞれ38名、62名の眼科検診を行った。検診内容は眼底写真撮影、光干渉断層計による網膜形状解析、眼圧測定、屈折測定、眼軸長測定ならびに角膜内皮測定検査を1185名に対して行った。本年度はベースライン調査の最終年度であり2012年度から2017年度の5年間にかけて計9819名に対し検診を行い緑内障患者622名、加齢黄斑変性41名、糖尿病網膜症31名を同定した。緑内障患者622名のうち正常眼圧緑内障と診断されたものは515名(83%)であり多治見スタディの既報とほぼ同等であった。今後はこれらの結果を解析する予定である。解析予定の内容としては、本研究は食事内容や生活習慣に関するアンケート調査を厳格に行っている研究でもあることから緑内障や糖尿病網膜症や加齢黄斑変性と生活習慣の関与の解析を予定している。すでに解析した結果としては、近視と関連する因子、角膜内皮細胞と関連する因子、眼圧と関連する因子などの解析が終了し報告予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り5年間のベースライン調査を終了し、ほぼ予定通りの約10000人から研究参加の同意を得ることができたため。今後は縦断研究に移る予定である。

今後の研究の推進方策

縦断研究を研究継続可能な形で続けていく予定である。資金の確保が最大の問題である。

次年度使用額が生じた理由

適切な資金管理を行った結果次年度使用額がわずかに生じた。

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公開日: 2018-12-17  

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