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2018 年度 実績報告書

緑内障における前房水と血中BDNFの濃度の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K11276
研究機関日本医科大学

研究代表者

中元 兼二  日本医科大学, 医学部, 講師 (30287734)

研究分担者 高橋 浩  日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (00188046)
五十嵐 勉  日本医科大学, 医学部, 准教授 (10421190)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード緑内障 / 神経保護因子 / BDNF
研究実績の概要

眼圧が十分に低下しているにもかかわらず、進行する緑内障患者が数多くいる。網膜神経細胞死には、以前よりBrain derived neuronal factor (BDNF)などの神経保護因子が注目されており動物実験では有用性が報告されている。しかしながら、緑内障患者の眼球内におけるBDNFの分布や量などは不明である。本研究では緑内障において眼球内のBDNFが低下しているのかどうか、また量の変化があるならばその変化が血液中の濃度変化と相関するかどうかを明らかにしようというものである。またこの結果から将来的にBDNFを用いた遺伝子治療の応用することが出来るのかどうかについて検討しようというものである。
本研究の具体的な目的としては、①ヒトにおける前房内、血中におけるBDNF量について解析を行い、②BDNF量と緑内障における各パラメーターの比較検討を行うものである。
日本医科大学付属病院薬物治験審査委員会の承認を得て(227026, UMIN 000021304)2016年3月より、緑内障患者及び非緑内障患者の血中および眼内のBDNFの検討を行った。血中におけるELISA法での比較では、緑内障患者の方が非緑内障患者よりBDNFの低下傾向を認めた。
しかしながら、眼内のBDNFの定量に関しては、ELISA法では検出限界であった。今後新たな検出方法を利用して、眼内のBDNFを検討していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 網膜への眼科遺伝子治療による現状と問題点.2019

    • 著者名/発表者名
      五十嵐勉、高橋和久、三宅弘一、小林舞香、中元兼二、亀谷修平、岡田尚巳、高橋浩.
    • 学会等名
      日本眼科手術学会

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公開日: 2019-12-27  

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