本研究では,これまでに既に作製された網膜色素変性症(RP)患者由来iPS細胞(RP1,RP9,PRPH2,RHOの変異株)を使用した。得られたRPのiPS細胞のラインのゲノムを抽出し遺伝子変異を確認した。これらのラインから分化させた桿体視細胞を選択的に標識するために、ゲノム編集によるノックインを行った。これによりGFPの蛍光で分化した視細胞が確認できる。この視細胞に分化した細胞をGFPで標識することができ、その後の遺伝子発現、機能解析を行うことが可能となった。この技術を用いて分化した蛍光タンパク質標識視細胞を比較することによって疾患メカニズムやドラッグスクリーニングを検討することができる。
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