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2018 年度 研究成果報告書

経口免疫寛容によるアレルギー性結膜炎の治療

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11324
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関高知大学

研究代表者

福島 敦樹  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (40281737)

研究協力者 石田 わか  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードアレルギー / 結膜炎 / 経口免疫寛容 / 制御性T細胞
研究成果の概要

マウスで卵白アルブミンを抗原として誘導するアレルギー性結膜炎の系を用いて抗原経口投与により誘導される免疫寛容の効果を検討した。その結果、以下の3点が明らかとなった。
1)抗原の経口投与により、結膜炎発症が抑制される(経口免疫寛容)。2)経口投与方法としては従来のゾンデを用いる方法が最も安定して、経口免疫寛容を誘導できる。3)経口免疫寛容の機序は抗原特異的抗体産生抑制、制御性T細胞の誘導以外の機序が働いている。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々はアレルギー性結膜炎の動物モデルにおいて、抗原感作前に経口免疫寛容を誘導することにより、結膜炎の発症を制御できることを報告してきた。しかし、我々の検討した系においても、感作成立後に経口免疫寛容を誘導した場合、結膜炎を制御することは難しい結果が得られてきた。抗原特異的経口免疫寛容を臨床の現場でアレルギー性結膜炎の治療に結びつけるためには、感作成立後、いかにして免疫寛容を誘導するべきかを検討する必要がある。本研究では、抗原感作成立後に経口免疫寛容を誘導するための手法を探索した。本研究成果は、臨床現場で経口免疫寛容により治療を検討する際の論理的礎となる。

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公開日: 2020-03-30  

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