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2018 年度 研究成果報告書

肝芽腫におけるmTOR細胞内シグナル発現機構の解明とラパマイシン治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11341
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 小児外科学
研究機関新潟大学

研究代表者

荒井 勇樹  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (50643243)

研究分担者 松田 康伸  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40334669)
小林 隆  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (40464010)
窪田 正幸  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50205150)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード肝芽腫 / 小児 / mTOR / ラパマイシン
研究成果の概要

当院における過去30年の肝芽腫症例27例を検討したところ、組織標本のmTOR(Ser2448)抗体による免疫染色の結果と症例の予後や生物学的悪性度などの臨床データとを比較して、悪性度と免疫染色により得られたLabeling indexの値が相関している傾向が認められた。十分な有意差を見出すまでの症例数には至らなかったが、肝芽腫の発生において、PI3K/Akt/mTOR経路が関与していると考えられ、mTORシグナリング経路を阻害する薬剤が、将来的な肝芽腫の治療薬となりえる可能性が示唆された。

自由記述の分野

小児外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児における肝芽腫の発生例は成人と比較して少数であるため、十分な症例数を集めることは困難であったが、その中でも、肝芽腫の生物学的悪性度とmTOR蛋白発言には正の相関があることが示唆された。小児の肝芽腫の治療薬としてmTORシグナル経路における阻害薬は、その癌の発生抑制に関与している可能性があり、今後も効果的な治療薬の開発において本研究を進めていく必要がある。

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公開日: 2020-03-30  

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