研究課題/領域番号 |
16K11345
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上野 豪久 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10456957)
|
研究分担者 |
田附 裕子 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10397698)
奥山 宏臣 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30252670)
中畠 賢吾 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (50643532) [辞退]
山中 宏晃 大阪大学, 医学部附属病院, その他 (70467570)
野口 侑記 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (30771042)
児玉 匡 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60771045)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 横紋筋肉腫 / アポトーシス / IAP / cIAP / XIAP |
研究実績の概要 |
本年度は横紋筋肉腫の細胞株である横紋筋肉腫RD細胞を用い、培養系の実験を行った。横紋筋肉腫RDRD細胞株については液体窒素中で保存下における細胞増殖能の維持について検証した。細胞増殖の条件を検定するために、細胞培地とデッシュをいくつか購入し、初期値を設定して各種培地を使用して培養実験を試みた。また、阻害剤の指摘濃度を決定するために、凍結ウシ血清や抗生物質をいくつかのロットを購入して、凍結ウシ血清や抗生物質の濃度を振って、至適培養条件を検討した。培養細胞のアポトーシス制御蛋白質、特にcIAP とXIAPの発現をリアルタイムPCRで測定し、ウエスタンブロットにて蛋白の発現を定量を試みるために、リアルタイムPCRによる発現量の定量の練習を行った。cDNAを作成してノーザンブロットによるバンドが出やすい条件のプライマーの設計を行い、cDNA作成の指摘条件を検討した。また、cIAP阻害剤とXIAP阻害剤の有効性を検討するため、阻害剤設計を検討した。SMAC(second mitochondrial-derived activator of caspase)擬似物質の阻害剤としての有効性について検討を行った。cIAPとXIAPの阻害薬であるBirinapantを入手して発現を抑制し、RD細胞の増殖抑制能を検討することを試みた。その為に、入手したまた、既知のアポトーシス制御たんぱく質であるサバイビンの発現を検出実験として行い、その阻害薬であるYM155の効果も同様に検証することを試みた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
実験室の引っ越しなどで細胞培養が順調に行えなかったことから、培養細胞の実験が順調に進んでいないことと、cIAPとXIAPの発現の検出が順調に行えていないことが問題になっている。
|
今後の研究の推進方策 |
実験室の改修が終了したため今後細胞培養の実験がスムーズに行えることが期待され、また細胞株をRD以外のものも試すことによってIAPファミリーの発現量が多いものを今後の実験に使用することにする。
|
次年度使用額が生じた理由 |
(理由) 研究を進めていく上で、必要に応じて研究費を執行したため当初の見込み額と執行額は異なった。
(使用計画) 研究計画に変更はなく、前年度の研究費も含め当初予定通りに計画を進めていく。具体的には、消耗品、情報収集あるいは成果発表の 為の旅費、投稿料に用いる予定である。
|