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2018 年度 実施状況報告書

イカ巨大軸索・マウス軸索を用いた即時軸索機能回復のための軸索融合法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K11360
研究機関三重大学

研究代表者

成島 三長  三重大学, 医学系研究科, 教授 (80431873)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード軸索輸送 / 神経 / 再生
研究実績の概要

平成30 年度は、イカ水槽の三重大学での設置と実験再開およびミトコンドリアGFPマウスの飼育場所の確保と実験開始を目指した。イカについてはHVJ とmitotracker を軸索内に投与し、軸索内微小管上を走行するキネシン(KIF1b)によって運ばれるミトコンドリアの蛍光イメージングを マウスについてはミトコンドリア蛍光GFPマウスによる蛍光イメージングを、東京大学医学部の他研究室のご協力のもと二光子顕微鏡にて観察し、軸索内の細胞骨格の再構築についてリアルタイムイメージング法にて観察を行う予定にしていた。しかし、三重大学異動に伴い、新たな実験研究室を立ち上げ、三重大学での基礎系講座との連携構築をする必要が生じた。このため神経圧迫実験による迫部近位・遠位の所見を観察し、軸索内変化を組織学的にも検討や、最も効果的と思われる軸索融合法について、またwaller 変性の回避可否の検討と最適な軸索融合技術の確立をH28年度は行うことが困難であった。
そこで平成30年度は当科における研究部門の立ち上げに注力した。研究室整備 具体的には三重大学動物実験施設での形成外科として部屋使用契約、実体顕微鏡・蛍光顕微鏡・マイクロ装備・安全キャビネット・神経刺激装置等の設置、基礎系講座(神経再生医学・細胞情報学)との連携を構築した。現在研究を開始するにイカ実験については、環境整備が難しいため、まずはGFPマウスの利用をRIKENに申請し、受理された。しかし三重大学動物実験研究施設での利用までに、繁殖に関する技術的問題に時間を要し本年度での研究終了が難しいため、期間延長を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成29年4月に形成外科学講座の新設された三重大学医学部へ教授職として異動となりました。平成29年度は臨床部門の立ち上げと整備のため、平成30年度に入り研究部門の立ち上げ・研究室整備・基礎系講座との連携を構築しております。現在研究を開始するに当たりGFPマウスの利用をRIKENに申請しておりますが、研究施設での利用までに時間を要し本年度での研究終了が難しいため、期間延長をしております。

今後の研究の推進方策

本年度4月よりRIKENマウスの冷凍精子を購入し、6月より実験を開始できる状況になっております。その後については、迅速に実験を進めていく予定です。

次年度使用額が生じた理由

2017年4月に形成外科学講座の新設された三重大学医学部へ教授職として異動となり、2017年度は臨床部門の立ち上げと整備のため、2018年度に入り研究部門の立ち上げ・研究室整備・基礎系講座との連携を構築した。しかし現在研究を開始するに当たりGFPマウスの利用をRIKEN申請と、研究施設での利用までに時間を要し本年度での研究終了が難しいため、次年度延長を行い、本年度に行う予定であった研究を推進するため、研究費を使用する予定。

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公開日: 2019-12-27  

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