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2019 年度 研究成果報告書

頭蓋縫合早期癒合症に対する低侵襲治療の開発:FGF2による早期癒合抑制効果の証明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11388
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 形成外科学
研究機関大阪医科大学

研究代表者

塗 隆志  大阪医科大学, 医学部, 准教授 (40445995)

研究分担者 井関 祥子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80251544)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード頭蓋縫合早期癒合 / 冠状縫合 / 手術 / 再癒合 / 成長
研究成果の概要

本研究に至った背景として、頭蓋縫合早期癒合症術後の再癒合や、顔面及び頭蓋変形の残存による再手術率が高い事がある。そこで野生型マウスと冠状縫合早期癒合をきたすモデルマウスを用いて、早期癒合が頭蓋及び顔面の変形に及ぼす影響と、術後の頭蓋にFGF2を作用させ再縫合を抑制することを試みた。前半の研究において冠状縫合が顔面および頭蓋に及ぼす影響を分析したところ、癒合の早期から著明に形態に影響を与えることが分かった。このことは治療の至適タイミングや方法を決定するうえで重要であると考え、現在英文雑誌に投稿中である。FGF2の作用については現在も進行中であり、今後結果が出次第、論文等で報告予定である。

自由記述の分野

形成外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって現時点で得られている結果は、冠状縫合の早期癒合が成長過程においてどのように頭蓋および顔面の形態に影響を及ぼすかということである。FGF2を用いた再癒合抑制については今後も研究を継続していく必要がある。
頭蓋縫合早期癒合の再手術におよぼす因子として手術時期が最も関与していると考えられているが、一方で再手術を防ぐために適切な手術時期については意見が分かれている。しかしわれわれの研究において現時点で得られているデータは早期癒合が顔面に及ぼす影響や、それを予測する上の指標を示すために有用であると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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