研究課題/領域番号 |
16K11424
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
横室 茂樹 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30267223)
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研究分担者 |
松田 明久 日本医科大学, 医学部, 助教 (00366741)
宮下 正夫 日本医科大学, 医学部, 教授 (70229847)
山田 真吏奈 日本医科大学, 医学部, 講師 (70508621)
木下 学 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 免疫・微生物学, 准教授 (70531391)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 感染症 |
研究実績の概要 |
盲腸結紮穿刺(Cecal ligation and puncture: CLP)モデルを作成し,血中におけるTNFαの挙動を調べた. 具体的には,8-10週齢,雄の57BL6Jマウスに対してイソフルラン吸入投与による全身麻酔下で,開腹を行い,盲腸を1.0cmで結紮,22ゲージ針で2回穿刺した後,腹腔内に戻して閉腹した.採血は,CLP施行0,1,2,3,6,12,24時間後に行った.採血検体を用いてELISA法にてTNFαのタンパク濃度を測定した.その結果,CLP施行1時間後からTNFαの増加傾向がみられ,2時間以降からより顕著な増加が観察された。以上の検討結果から,CLPモデルに対する投与開始をCLP施行後0時間と決定した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ヒト重症敗血症の致死率(25-45%)を模倣した盲腸結紮穿刺(Cecal ligation and puncture: CLP)モデルを作成し,安定した結果を得るのに時間を要しており,進行がやや遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
動物モデル及びその評価が確立されたものとする.この動物モデルを用いて合成CRPを投与した際の効果を検討したいと考えている.
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次年度使用額が生じた理由 |
ヒト重症敗血症の致死率を模倣したCLP動物モデルの作成法の最適化に時間を要した為,合成CRPの効果検討を開始できなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
CLP動物モデルの作成法の最適化ができた為,合成CRPの治療効果の検討を開始する。その際の動物購入費,試薬類の購入に充てる.
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