研究課題/領域番号 |
16K11459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 岩手医科大学 (2017-2018) 昭和大学 (2016) |
研究代表者 |
入江 太朗 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (00317570)
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研究分担者 |
安原 理佳 昭和大学, 歯学部, 講師 (20453649)
田中 準一 昭和大学, 歯学部, 助教 (40710166)
美島 健二 昭和大学, 歯学部, 教授 (50275343)
深田 俊幸 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (70373363)
福島 美和子 昭和大学, 歯学部, 助教 (90548273)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 唾液腺腫瘍 / 腫瘍組織発生 / 疾患モデルマウス / 多様性 / 病理診断 / 唾液腺腫瘍分類 |
研究成果の概要 |
我々は唾液腺腫瘍組織発生における多様性獲得機構を解析するモデルマウスの作製に取り組んできた。現在、最も遺伝子改変の悪影響がないゲノム部位に腫瘍を引き起こす仕組みを組み込んだ遺伝子を導入したマウスが完成し、交配を進めている所である。ヒト正常唾液腺細胞株を用いた腫瘍原性遺伝子の役割解析では唾液腺細胞の種類(分化)に依存してその役割が異なる可能性が明らかとなった。新たに完成した遺伝子改変マウスが今後唾液腺腫瘍組織発生の研究に大きな役割を果たすことが期待される。
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自由記述の分野 |
病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
唾液腺腫瘍は極めて多彩な組織像を呈する上、30 種類以上の腫瘍型や種々の亜型が存在しており、病理診断上の鑑別診断を困難にしている。病理診断は治療方針決定や予後判定に重要であることから、唾液腺腫瘍組織発生における多様性獲得機構の理解に立脚した唾液腺腫瘍の新たな疾患概念構築への貢献が、本研究成果の学術的・社会的意義である。
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