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2019 年度 実績報告書

3Dプリンターを用いた放射線治療用デバイス作製システムの開発に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K11502
研究機関岡山大学

研究代表者

松崎 秀信  岡山大学, 大学病院, 助教 (70325124)

研究分担者 勝井 邦彰  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (30509419)
松崎 久美子 (田中久美子)  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50550802)
青山 英樹  岡山大学, 大学病院, 主任診療放射線技師 (60769264)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード3Dプリンター / 頭頸部癌 / 高精度放射線治療 / マウスピース
研究実績の概要

脳腫瘍の強度変調放射線治療におけるマウスピースの有用性に関する調査を行った。
対象は、2017年3月~2019年7月の間に、脳腫瘍に対してIMRTが実施された15例とした。マウスピースを使用した症例は10例で、5例はマウスピースを使用していなかった。平行成分(左右、頭足、腹背)および回転成分(ピッチ、ロール、ヨー)について、マウスピース使用群と非使用群で比較したところ、平行成分は両群に差が認められなかったが、回転成分は、全方向の系統誤差(Σ)、偶発誤差(σ)がともに1.0°以内で、ロール、ヨー方向では誤差の低減が認められた。
また、3Dプリンターを使用した放射線治療用マウスピースの試作の試作を行った。
仮想歯列模型をX線造影性を有するスキャニングレジンを使用して作製し、CT画像および光学印象採得から3Dデータを取得した。3DデータをSTL変換し、CADソフトウェア(Dental System,3shape)を使用して3Dモデルをそれぞれ作成した。作成した3Dモデルを歯科用3Dプリンター(Form2,Formlabs)とレジン(Dental SG,Formlabs)でプリントした。プリントしたマウスピースを、当院で導入しているマウスピース、既製の放射線治療用マウスピース(プレサイスバイト,CIVCO Radiotherapy)と比較したところ、光学印象採得からのデータから作製したマウスピースは、当院で導入しているマウスピースと比較して適合に遜色はなかった。一方で、既製の放射線治療用マウスピース、CT画像データから作製したマウスピースの適合は、光学印象採得からのデータから作製したマウスピースと比べると劣っていた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 脳腫瘍の強度変調放射線治療におけるマウスピースの有用性に関する検討2019

    • 著者名/発表者名
      松﨑 秀信、青山英樹、松﨑久美子、勝井 邦彰、他6名
    • 学会等名
      日本がん口腔支持療法学会第5回学術大会
  • [学会発表] 3Dプリンターを使用した放射線治療用マウスピースの試作2019

    • 著者名/発表者名
      松﨑秀信、松﨑久美子、青山英樹、勝井邦彰、他5名
    • 学会等名
      日本がん口腔支持療法学会第5回学術大会
  • [学会発表] 脳腫瘍の外部放射線治療における歯科技工物を用いた患者位置精度管理の評価2019

    • 著者名/発表者名
      田平亮、青山英樹、松﨑秀信、他5名
    • 学会等名
      第35回日本診療放射線技師学術大会

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公開日: 2021-01-27  

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