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2018 年度 研究成果報告書

唾液腺内視鏡下唾石溶解療法の開発に関する基礎的研究-唾石溶解剤の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11515
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病態科学系歯学・歯科放射線学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

中山 英二  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (60172467)

研究分担者 北所 弘行  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (00347775)
佐野 友昭  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (20244866)
田代 真康  北海道医療大学, 歯学部, 任期制助手 (20758338)
遠藤 一彦  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (70168821)
永易 裕樹  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90265075)
杉浦 一考  北海道医療大学, 歯学部, 助教 (90529398)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード唾石 / 唾液腺内視鏡 / 唾石破砕術 / 唾石溶解療法 / 溶解剤
研究成果の概要

唾液線内視鏡下唾石摘出術を低侵襲化する有効な手段として、唾石溶解療法を考案し、そのための基礎実験を行なった。唾石溶解剤として食品にも添加されているクエン酸を採用した。この溶解液を使用し、すでにホルミウム・ヤグレーザーによって細片化した唾石を用いて唾石溶解実験を行った。それにより唾石溶解効果を確認したところ、この方法で唾石が溶解されることが明らかになった。
しかし、研究材料に用いた唾石は乾燥状態の試料であり、生体内では、唾石表面が食物残渣や細菌塊(biofilm)で覆われており、生体内でカルシウム溶解剤を有効に作用させるには、さらに表面を覆うタンパク質を除去する必要があると考えられた。

自由記述の分野

歯科放射線学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の唾液腺内視鏡下唾石摘出術の特色は、切開を一切必要としない唾石摘出を行う点である。いままで唾液腺内視鏡下唾石摘出術の低侵襲化を目指した研究を行ってきた。すでに唾石破砕・把持併用療法の実用的な方法を確立できた。このような低侵襲性システムは世界的にみても他には存在しない。今回はさらに本法の低侵襲化を目指した。我々が独自に考案した唾液腺内視鏡下唾石溶解療法は、実用化されれば世界で最も低侵襲的唾石治療法になる。この研究の成果により、従来は口底部切開や全身麻酔により唾石摘出を受けていた患者の負担は軽減し、真に非侵襲的で非観血的な唾石摘出が安全に実施できるようになると期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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