実験室環境でTooth wearモデルを構築し,酸蝕因子および機械的因子の影響を検討することで,tooth wear進行に関与する酸蝕因子と機械的因子との相互作用を解明とともにTooth wearの進行抑制および効果的予防法の確立を目的とした。 実験に際しては,pHサイクルおよび衝突摩耗試験を応用したTooth wearモデルを製作することで,その進展にはpH環境および衝突回数が関与していることを明らかとした。また,試作のマイクロクラック進行抑制材を用いた検討では,その進展抑制には歯質接着性および高い浸透性が望まれることが示唆された。
|