研究課題/領域番号 |
16K11584
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
羽鳥 弘毅 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (40372320)
|
研究分担者 |
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
飯久保 正弘 東北大学, 歯学研究科, 講師 (80302157)
萩原 嘉廣 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (90436139)
|
研究協力者 |
西條 芳文
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 光音響3D顕微鏡 / ラット / 咬筋 / 赤血球分布 / 血液循環 / 組織弾性 / サルコペニア / 光音響効果 |
研究成果の概要 |
上顎片側臼歯を抜歯することによりラット片側咬合支持モデルを製作し、咀嚼側・非咀嚼側における咬筋の赤血球分布と弾性分布を光音響3D顕微鏡にて観察を行った。非咀嚼側において赤血球分布の有意な低下が、咀嚼側において弾性の増加が経時的に認められた。咀嚼運動は一つの下顎骨を両側の咬筋で機能させているが、片側支持により非咀嚼側の咬筋において血液循環低下の可能性が示唆された。筋機能の低下により筋組織の変化が引き起こされる。光音響3D顕微鏡は血液循環および組織弾性を指標に片側咀嚼に伴う咬筋の変化を定量的に評価した。光音響3D顕微鏡は機能の変化を可視化しうる画像診断装置であることが示唆された。
|
自由記述の分野 |
歯科補綴学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラット片側咬合支持モデルを製作し、咀嚼側・非咀嚼側における咬筋の赤血球分布弾性分布を光音響3D顕微鏡にて観察を行った。非咀嚼側において赤血球分布の有意な低下が、咀嚼側において弾性の増加が経時的に認められた。咀嚼運動は一つの下顎骨を両側の咬筋で機能させているが、片側支持により非咀嚼側の咬筋において血液循環低下の可能性が示唆された。光音響3D顕微鏡は血液循環および組織弾性を指標にサルコペニア(加齢性筋肉減少症)の診断を可能とする機能的画像診断装置であることが示唆された。超高齢社会において健康を保つ指標を評価する機器として社会的に意義深いと思われる。
|