研究課題/領域番号 |
16K11586
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
金澤 学 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (80431922)
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研究分担者 |
馬場 一美 昭和大学, 歯学部, 教授 (80251536)
佐藤 大輔 昭和大学, 歯学部, 助教 (20588694)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | IARPD / 部分床義歯 / 遊離端欠損 / 下顎 / マグネット / 磁性アタッチメント |
研究実績の概要 |
日本の急速な高齢化に伴い,欠損補綴を必要とする高齢者が今後急速に増加すると予想される.このような中,下顎遊離端欠損における部分床義歯は遊離端部の沈下により疼痛を生じやすく,義歯も不安定となり、患者のQOLと咀嚼機能は高いとは言えない. 近年,遊離端欠損における部分床義歯に対して,欠損部顎堤にインプラントを埋入し,中間欠損化することにより義歯の安定を計るImplant Assisted Removable Partial Denture (IARPD)が臨床応用され始めているが,ショートインプラントをIARPDに応用した例はない.本研究では,下顎の遊離端欠損患者における6mmのショートインプラントを用い, IARPDの前向き臨床試験を行い,IARPDとショートインプラントの生存率・成功率,患者報告アウトカム,咀嚼能力,食品摂取状況,栄養状態の評価を行う.この術式が確立されることにより,高度下顎骨吸収症例にもIARPDの適用が広がり,超高齢者社会における多くの部分床義歯装着患者の咀嚼能力とQOLの向上が見込まれる.また栄養状態が改善され高齢者の健康増進と年々増加している国民医療費の削減に寄与する事が期待される. 本研究ではヒーリングアバットメントを義歯の支持にしたIARPDのだけでなく,磁性アバットメントを使用したIARPDについても評価予定である. 平成28年度は臨床試験のリクルートを開始し,適切な部分床義歯を有する者には,インプラント埋入手術を施行した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成28年度では東京医科歯科大学では6名、昭和大学では4名の被験者を獲得し,引き続きリクルートも行っている段階である.
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今後の研究の推進方策 |
被験者の確保に努め,リクルートを継続し,研究参加者への介入を行い,必要なデータを収集していく.
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次年度使用額が生じた理由 |
被験者をリクルート期間中であるため.
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次年度使用額の使用計画 |
研究経費として,消耗品費,旅費などに適切に使用していく.
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