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2018 年度 実績報告書

連通ハニカム構造を付与したポーラスチタンを用いる新規バイオマテリアルの創製

研究課題

研究課題/領域番号 16K11594
研究機関広島大学

研究代表者

森田 晃司  広島大学, 病院(歯), 助教 (30555149)

研究分担者 土井 一矢  広島大学, 医歯薬保健学研究科(歯), 助教 (80444686)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードポーラスチタン / 骨再生 / ポリリン酸
研究実績の概要

平成30年度の研究計画は連通ハニカム構造を付与したポーラスチタンのin vivo における骨再生能、オッセオインテグレーションの獲得および力学試験を行うことである。動物としてニュージーランドホワイトラビットを、担体として大きさが0×10×2 ㎜、気孔率greenあ20、40および80%のポーラスチタンおよび10×10×2 ㎜、気孔率が75%のポーラスアパタイトを使用した。動物の両側大腿骨に円柱状の直径10 mm、長さ2 mmの骨窩をそれぞれ1カ所形成、3種類のポーラスチタンあるいはポーラスアパタイトを埋入した。また、観察期間は8週および12週とした。各期間5個ずつのブロックから非脱灰研磨標本を作製、骨再生状態を組織学的に観察し、次いで、再生骨の面積率ならびに骨接触率を測定、組織形態計測学的に検討した。各ブロックから凍結試料を作製、可及的に圧縮試験を測定、力学的に検討し、3種類の気孔率の連通ハニカム構造を付与したポーラスチタンのin vivo における骨再生能、オッセオインテグレーションの獲得度および強度を明らかとした。結果は80%のポーラスチタン群が75%のポーラスアパタイト群と比較して再生骨の面積率と骨接触率において有意に大きかった。一方、圧縮試験においては75%のポーラスアパタイト群は他の群と比較して有意に小さかった。以上の結果から、十分な骨結合と優れた機械的強度をもった連通ハニカム構造の新規骨補填材料が開発された。

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公開日: 2019-12-27  

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