研究課題/領域番号 |
16K11618
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
高橋 裕 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (50154878)
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研究分担者 |
浜中 一平 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (40736691)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | CAD/CAM / ノンメタルクラスプデンチャー |
研究実績の概要 |
1 CAD/CAMノンメタルクラスプデンチャーを以下のように試作した。(1) オリジナル模型の作製:前歯部欠損の下顎作業用模型を超硬質石膏で作製した。その模型をスキャナーでスキャンし、パソコン上で作業用模型の3Dデータを作成した。(2) CADで対合歯との関係から人工歯部分をデザインし、義歯床部分の設計を行った。義歯床は2分割とし、維持アームを含む唇側(頬側)義歯床部分と、人工歯と拮抗アームを含む舌側義歯床部分とした。(3) CAD/CAM切削用熱可塑性樹脂ディスクの試作:従来の熱可塑性樹脂を使用してCAD/CAM切削用ディスクを試作した。(4) CAMミリングマシンを用いて人工歯部と義歯床部分を切削加工:維持アームを含む唇側(頬側)義歯床部分は試作した熱可塑性樹脂ディスクを切削加工し、人工歯と拮抗アームを含む舌側義歯床部分はアイボリー色の市販PMMAディスクを切削加工して作製した。(5) CAD/CAMデンチャーの組み立て:作製した唇側義歯床部分と舌側義歯床部分を分割部分で組み立てた。 2 研究成果を以下の学会で発表した。(1) 第7回日本デジタル歯科学会学術大会(2016.5.28、道民活動センター)、(2) H28年度日本補綴歯科学会九州支部、中国・四国支部合同学術大会(2016.9.4、熊本市)、(3) 福岡歯科大学学会総会(2016.12.18、福岡歯科大学)。 3 研究成果を International Journal of Prosthodontics に投稿しアクセプトされた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
現在計画通り研究は進んでいるので、今後の予定としては、義歯床と人工歯部、義歯床と義歯床の接合部のデザインを検討し、接合部の接着方法を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初の計画より購入予定品が少なかったことと旅費が余りかからなかったことにより、次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
今後の研究で購入予定の物品があり、また、成果を数回学会発表する予定にしており、これらの費用に使用する予定である。
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