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2019 年度 研究成果報告書

低出力パルス超音波が歯周外科後の創傷治癒に与える効果

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11655
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 歯科医用工学・再生歯学
研究機関明海大学

研究代表者

大塚 秀春  明海大学, 歯学部, 助教 (10271230)

研究分担者 谷田部 一大  明海大学, 歯学部, 講師 (00526551)
石井 麻紀子  明海大学, 歯学部, 助教 (00637986)
申 基てつ  明海大学, 歯学部, 教授 (40187555)
林 丈一朗  明海大学, 歯学部, 准教授 (50337507)
辰巳 順一  明海大学, 歯学部, 准教授 (60227105)
林 鋼兵  明海大学, 歯学部, 助教 (90777880)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード低出力パルス超音波 / 遊離歯肉移植術 / 創傷治癒
研究成果の概要

本研究は、ラットの口蓋部粘膜の2×4mmの創傷に低出力パルス超音波を照射した際の影響を評価した。ラット(8週齢)を1)照射(7日)、2)照射(14日)、3)非照射(7日)、4)非照射(14日)の4群に分けた。照射は、ST-SOUNDにより、30 mW,3.0 MHz,15 分を術直後から2回行った。模型の画像分析による、7日の創傷面積は、照射群は、非照射群と比較して改善が見られたが,14日では同等であった。組織学的観察およびケラチンAE1/AE3およびケラチンワイドの観察でも同様であった。LIPUSの軟組織への照射は、7日では治癒を促進させたが,14日では明らかな治癒の促進はみられなかった。

自由記述の分野

歯周病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,歯肉退縮した前歯部歯肉の審美回復やインプラント周囲に角化歯肉を得るために上皮化結合組織移植術や遊離歯肉移植術を必要とする症例が増える傾向がある.移植の際にドナーサイトとなる口蓋部は開放創となる.遊離歯肉移植のために採取した口蓋の歯肉の幅が大きいほど術後の疼痛が増すことが報告されている.
低出力パルス超音波の照射には,歯肉上皮細胞の細胞増殖を促進するほか,われわれの研究グループでも動物実験によって,術後10日までの歯肉の治癒を促進することを報告している.歯周外科後の軟組織治癒に要する時間を短縮することにより,術後疼痛などの併発を軽減させることが期待できるものと考えられる.

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公開日: 2021-02-19  

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