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2018 年度 研究成果報告書

顎関節炎症におけるインフラマソームと分子プロセス研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11704
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

近藤 壽郎  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70178416)

研究分担者 小倉 直美  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (10152448)
伊藤 耕  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (20419758)
研究協力者 渡辺 駿  
矢野 照雄  
鈴木 麻由  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード顎関節 / 顎関節滑膜炎 / 網羅的遺伝子発現解析 / シグナリング・パスウェイ解析 / 顎関節滑膜細胞 / モノサイト
研究成果の概要

顎関節内障患者では,滑膜炎症状が観察されるが,感染関節であることは稀である。近年,生体内代謝物質による慢性炎症が生活習慣病や癌などの病態形成に関与するといわれている。顎関節の炎症病態に内在性代謝物質が関与するのか検討した。細胞外基質フィブロネクチンの分解産物は,ヒト顎関節滑膜細胞(滑膜細胞)のケモカイン等の炎症性因子の産生を上昇させること,発現上昇にはNFκBが関与していることが示唆された。また,ケモカインによって遊走してくるモノサイトと滑膜細胞が接触すると炎症性サイトカイン産生が上昇することが明らかとなった。細胞外基質代謝産物は顎関節滑膜炎の進展に関与していることが示唆された。

自由記述の分野

口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

顎関節は,咀嚼,開閉口など顎運動の支点となる関節であり,顎関節の運動障害や機能障害は,食事や会話に支障を来し,日常生活のクオリティーを著しく低下させる。顎関節症の治療は、従来からの痛みの軽減や開口障害の回復を目的とした対症療法が行われているのが現状である。顎関節炎症の発症プロセスを分子生物学的に明らかにすることによって,顎関節症の診断および新規治療薬の開発につながることが期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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