研究課題
口腔扁平上皮癌の治療において頸部リンハ節転移は最大の予後因子であり、治療成績向上にはその制御が不可欠である。そのためには転移のメカニズムを解明する必要があるが、その詳細は未だ不明な点が多い。近年、がんの浸潤・転移とがん幹細胞の関係が注目され、がん細胞が上皮間葉移行(EMT)の過程でがん幹細胞様性質を獲得する可能性が示唆されている。申請者らはこれまでに低酸素環境において口腔扁平上皮癌細胞がNotchシグナルを介してEMTを誘導することを見出しているが、本研究では低酸素環境におけるがん幹細胞マーカー(Bmi-1)の発現を 解析することによって、浸潤・転移のメカニズムを明らかにすることを目的とした。
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International Journal of Molecular Sciences
巻: 19 ページ: 3620~3620
10.3390/ijms19113620