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2018 年度 研究成果報告書

マルチオミックス技術を用いた口腔癌・前がん病変唾液バイオマーカーの探索的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11742
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関山形大学

研究代表者

飯野 光喜  山形大学, 医学部, 教授 (50212717)

研究分担者 石川 恵生  山形大学, 医学部, 助教 (00466640)
杉本 昌弘  東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード唾液 / 口腔癌 / 口腔前がん病変 / スクリーニング / バイオマーカー / マルチオミックス
研究成果の概要

本研究では、口腔癌患者および口腔癌の前段階である口腔前がん病変患者の唾液中の様々な物質に着目し、健常者・非口腔癌患者・非口腔前がん患者との違いを明らかにすることを目的とした。またそれらを用いて、口腔癌・口腔前がん病変を健常者から高精度にスクリーニングするバイオマーカーを発見することを目的とした。唾液中の代謝物は、約50種類、また唾液中のタンパク質は約140種類が、口腔癌・口腔前がん病変患者と健常者・非口腔癌患者・非口腔前がん病変患者で大きく異なっていることを明らかにした。またそれらを組み合わせることで、高精度に口腔癌・口腔前がん病変患者をスクリーニングできる可能性を明らかにした。

自由記述の分野

歯科口腔外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、唾液中の代謝物およびタンパク質が口腔癌および口腔前がん病変患者と健常者・非口腔癌患者・非口腔前がん病変患者で異なることを明らかにした。またこれらの物質を組み合わせることで、高精度に口腔癌・口腔前がん病変を対照者から判別することができることも明らかにした。
口腔癌・口腔前がん病変は、直視できる口腔内の病変であり、容易に検出できると考えられがちではあるが、実際の病態は多種多様であり、専門医であっても判別に苦慮する症例も少なくない。本研究によって、非侵襲性かつ簡便性に優れた唾液検査が実用化すれば簡便なスクリーニング方法として普及し、口腔癌・口腔前がん病変の早期発見に寄与できる可能性が高い。

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公開日: 2020-03-30  

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