研究課題/領域番号 |
16K11757
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
上川 善昭 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (30332901)
|
研究分担者 |
永山 知宏 鹿児島大学, 附属病院, 医員 (20514657)
上川 泰子 (簗瀬泰子) 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, その他 (70253903)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 口腔カンジダ / 微生物検査 |
研究実績の概要 |
予定の症例数、約300例に対して実際に渉猟できたのは約270例とわずかながら達していないので延長により症例数を約30例増やして統計学的な処理に十分な症例数を確保することが必要です。さらに、最終年度に予定していた、新しいカンジダ検査の開発、における検査の感度、特異度についての検証について再度の見直しが必要となりましたが計画年度内に完了することが困難となったために延長の申請を行い認められました。延長により症例数はほぼ300例となり、統計学的な検索は可能となることが判明しました。問題なくなるとの予測がつきましたので統計学的な検索を行っています。ただし、検討により除外症例が生じる可能性があるのでさらに症例を増やしています。その結果、本研究による新しいカンジダ検査法は、培養法の約100倍と高感度であることが判明しました。また、試薬との反応は迅速かつ特異的で、カンジダだけが蛍光発色しています。これらは、カンジダ陽性か陰性かの判定は確実で簡便であることが証明されつつあります。延長により、統計学的検索が有効な症例数が集まり、さらなる感度の向上と特異度の向上をめざす予定です。加えて、新しいカンジダ検査法の臨床的有用性を証明し、従来の培養法やPAS染色やGram染色による顕微鏡検査法との感度、特異度、真の陽性率、真の陰性率などを統計学的比較検討して臨床的有用性を検討することができるようになりました。本年度内に研究を終了することができます。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
延長により症例数は予定数にほぼ達しましたが除外症例が増える可能性もあるので症例を増やしている。本塩度内に研究は狩猟できます。
|
今後の研究の推進方策 |
症例数は問題ないと推察できるので統計学的な検討を進め、本年度中の学会での発表と論文出版を予定している。
|
次年度使用額が生じた理由 |
症例数の不足により研究機関を延長した結果次年度使用額が生じました。研究最終年度なので学会発表を行うために旅費が必要です。研究発表のための統計学的検索、開発している検査法の安定性、信頼度の検索のための統計学的ソフトや統計処理の依頼を行うのでその費用、再検査のための試薬などが必要です。
|