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2018 年度 実施状況報告書

舌乳頭新生技術の開発を目指す特殊粘膜への組織転換機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K11767
研究機関日本歯科大学

研究代表者

吉村 建  日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 准教授 (90297953)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード舌乳頭 / 遺伝子導入 / エレクトロポレーション法 / AAV
研究実績の概要

GFPを発現させるAAVベクター(AAV-DJ)の作製を本学生化学教室の森田貴雄先生に依頼した。作製されたAAVによるトランスフェクションの効率を確認するため、ICRマウス16日齢(E16)胎仔より舌組織を取り出し、色素と混合したAAV-DJベクターをガラスニードルにて1ul舌粘膜下に注入しトランスフェクションを行った。その後、胎仔舌粘膜組織は10%FBSを添加したDMEM液体培地にて1週間器官培養を行い、4%PFAによる固定の後、100umの厚切り凍結切片を作成し、本学現有のLSMにて観察を行った。その結果舌粘膜上皮下に若干の遺伝子導入されたGFPの蛍光が見られたが、導入効率は高くなかったため、遺伝子導入に関し、例えばマグネトフェクションなどを用いるなどさらなる工夫・方略の検討が必要とされた。
一方、今年度においては研究協力者の退職により解析処理の遂行が停止したことと、研究代表者が所属する日本歯科大学新潟生命歯学部が2019年3月27日~29日まで新潟市で開催される第124回日本解剖学会総会・全国学術集会の当番校となり、研究代表者自身も準備委員並びに事務局長となったことによる準備業務による多忙につき、残念ながら上記の実験以降、計画された研究を行うことができなかった。
当初、本年度が最終年度であったが、上記の状況を鑑み事業期間の延長(1年)を申請し、認められた。延長期間である平成31年(令和元年)度に延長期間である平成31年(令和元年)度に濃縮や精製による高TiterAAVの調整を行った後に胎仔舌組織に候補遺伝子のsiRNAトランスフェクションとサイレンシングを行い、後述にもあるように1)遺伝子・蛋白のの挙動の網羅的確認、2)いくつかの遺伝子においてはIn situ hybridization法による組織内での局在の確認を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

今年度においては研究協力者の退職(2名)により解析処理の遂行が停止したことと、研究代表者が所属する日本歯科大学新潟生命歯学部が2019年3月27日~29日まで新潟市で開催される第124回日本解剖学会総会・全国学術集会の当番校となり、研究代表者自身も準備委員並びに事務局長となったことによる準備業務による多忙のため。

今後の研究の推進方策

当初、本年度が最終年度であったが、上記の状況を鑑み事業期間の延長(1年)を申請し、認められた。延長期間である平成31年(令和元年)度に濃縮や精製による高TiterAAVの調整を行った後に胎仔舌組織に候補遺伝子のsiRNAトランスフェクションとサイレンシングを行い、1)遺伝子・蛋白の網羅的挙動の確認、2)いくつかの遺伝子においてはIn situ hybridization法による組織内での局在の確認を行う予定である。
同時に新たに研究協力者の増員も行う予定である。現在、他機関と折衝しており、協力を快諾した研究者と実施に向けて調整中である。

次年度使用額が生じた理由

研究協力者の退職により解析処理の遂行が停止したこと。所属講座が第124回日本解剖学会の当番校となり、研究代表者が準備委員並びに事務局長となり準備業務多忙につき、計画された研究を行うことができなかった。延長期間である平成31年(令和元年)度に濃縮や精製による高TiterAAVの調整を行った後に胎仔舌組織に候補遺伝子のsiRNAトランスフェクションとサイレンシングを行い、1)遺伝子・蛋白の網羅的挙動の確認、2)いくつかの遺伝子においてはIn situ hybridization法による組織内での局在の確認を行う予定である。
同時に新たに研究協力者の増員も行う予定である。現在、他機関と折衝しており、協力を快諾した研究者と実施に向けて調整中である。

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公開日: 2019-12-27  

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