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2018 年度 研究成果報告書

p-HPPHを分子標的とした新規創傷治癒促進薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11805
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

中川 弘  徳島大学, 病院, 講師 (70192218)

研究分担者 上田 公子 (山口公子)  徳島大学, 病院, 助教 (40335807)
北村 尚正  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (50614020)
岩本 勉  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (90346916)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード歯学 / 創傷治癒 / p-HPPH / フェニトイン / 細胞遊走 / 皮膚3次元モデル
研究成果の概要

抗てんかん薬であるphenytoinは、てんかんの大発作を抑制するのに優れた効果を持つが,副作用として歯肉増殖症を発症させる。近年、その副作用を利用して皮膚の創傷の治癒促進にPHTを用いようとする試みがあるが、その強い薬理作用のため生体に応用できていない。そこで、副作用のないPHTの代謝産物である5-(p-hydroxyphenyl)-5-phenylhydantoin(p-HPPH)を創傷治癒促進に応用できないかと考え、本研究を行った。
その結果、p-HPPHはヒト歯肉線維芽細胞における細胞遊走の促進作用と皮膚3次元モデルにおける創傷治癒促進作用があることが確認できた。

自由記述の分野

障害者歯科

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯科領域において、様々な原因で口腔粘膜の創傷が発生する。抜歯後の抜歯窩、義歯による褥瘡性潰瘍、浸潤麻酔後の咬傷、潰瘍性口内炎、外傷による創傷などがある。これら口腔内の創傷を治癒し口腔粘膜を元の状態に戻すことで、口腔に痛みを感じることなく「食べる」ことができる。
現在、皮膚や粘膜の傷の治療には、創傷被覆材などが使用されているが、根本的な治療はない。本研究によってp-HPPHの創傷治癒促進のメカニズムが明らかになった場合には、皮膚や口腔粘膜の創傷の治癒を促進させる薬剤の開発が期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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