研究課題
基盤研究(C)
アルコール含有EO洗口液は, ヒト歯肉上皮細胞の増殖能, 遊走能を阻害しなかった。アルコール非含有EO洗口液については増殖能の低下という影響が認められた。Porphyromonas gingivalis Hgp44においてTreponema denticolaとの付着に関わる主たるドメインは, アミノ酸配列の199-316 間に存在することが明らかになった。
歯周病学
従来,歯周炎の治療は,機械的なプラークコントロールや抗菌薬の補助的使用が主な対応であった。今回の研究で得られた知見をさらに発展させることにより,歯周病原性バイオフィルム中の異なる細菌間の付着を阻害したり,宿主細胞との相互作用を制御することによる新たな治療法開発の足がかりとなる。