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2018 年度 研究成果報告書

歯科補綴による咀嚼機能回復と保健指導による体組成、代謝の改善について

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11873
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

武内 博朗  鶴見大学, 歯学部, 臨床教授 (50572260)

研究分担者 萩原 芳幸  日本大学, 歯学部, 准教授 (00228389)
花田 信弘  鶴見大学, 歯学部, 教授 (70180916)
野村 義明  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (90350587)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード咀嚼機能 / 保健指導 / 生活習慣病 / タンパク質エネルギー低栄養 / サルコペニア / フレイル / 体組成 / 糖質偏重食
研究成果の概要

本研究では、71名の補綴前後の咀嚼機能値が、インプラント補綴患者において約3倍、有床義歯補綴患者において約2倍回復した。このうち25名に保健指導を実施したところ、基礎代謝基準値が20.7kcal/kgから21.3kcal/kgに上昇、BMIが24から23に改善、体脂肪率が29.2%から28.3%に低下、内臓脂肪レベルが9.6から8.9に低下、タンパク質充足率(n=21)が88%から98%に上昇、HbA1c(n=7)が6.1%から5.7%に低下した。
以上より、咀嚼機能低下者に対し歯科補綴による咀嚼機能回復と同時に保健指導を行うことがNCDsの発症予防・重症化予防に有効であることが明らかとなった。

自由記述の分野

社会系歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の歯科補綴は、狭い意味での“う蝕と歯周病の予防・機能回復”から、“歯科疾患と関係した生活習慣病(NCDs)の発症予防と重症化予防”へと、その医療システムの拡大が社会から求められている。
本研究の意義は、NCDsとの関連の中で歯科医療を捉え、歯科補綴の持つ健康増進効果および歯科口腔領域とNCDsの発症予防や抗加齢との関係についてエビデンスを提示したことと、本研究で用いた保健行動の結果を客観的数値で示す評価方法が、被験者の健康改善への意識向上に多分に貢献し、歯科補綴による咀嚼機能回復と同時に保健指導を行うことの有効性を示したことにある。

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公開日: 2020-03-30  

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