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2018 年度 研究成果報告書

アルツハイマー病およびレビー小体型認知症の摂食嚥下障害への対応に関する調査研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11907
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所)

研究代表者

平野 浩彦  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10271561)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード認知症 / アルツハイマー病 / レビー小体型認知症 / 摂食嚥下障害
研究成果の概要

変性性認知症による摂食嚥下障害への評価・対応の検討は不十分であることから、本研究はアルツハイマー病(AD)およびレビー小体型認知症に焦点を当て、摂食嚥下障害を包括的に検討し、その対応法を検証することを目的とした。
その結果、ADの進行に伴い、リンシング、ガーグリング、口腔清掃行為の障害の出現段階に違いがあることが明らかになった。さらに、口腔ケアの介助拒否は、1年後の嚥下機能の低下を伴うA予測因子と関連しており、認知症の行動的および心理的症状の出現と嚥下機能の低下との関連が示唆された。
以上より、嚥下機能等の口腔機能管理は、認知症高齢者への対応をふまえ、介護者への適切な指導も重要であると推察された。

自由記述の分野

老年歯科

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知症施策推進総合戦略の中で「認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供」が掲げられているが、認知症高齢者に対する標準化した指針の提示やそれに資する知見が不十分という課題があり、認知症高齢者への標準的な口腔衛生管理および摂食嚥下機能管理の広がりは遅れている。以上の社会的背景の一助となるよう認知症と摂食嚥下機能に関する検討を行った結果、認知症重症度により口腔機能障害の出現段階の違いや、嚥下機能低下に関する予知因子を明らかにした。
本研究成果に関しては、積極的に学会や誌上発表を行うとともに、歯科専門職や施設等の介護職員に対して講演等を行い、広く発信することに努めた。

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公開日: 2020-03-30  

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