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2018 年度 研究成果報告書

ミラーニューロンシステムによる認知症食行動関連障害改善法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16K11908
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所)

研究代表者

渡邊 裕  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 社会科学系, 研究副部長 (30297361)

研究協力者 釘宮 嘉浩   (60844082)
坂本 まゆみ  
須磨 紫乃  
三上 友里恵  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード認知症 / 軽度認知障害 / ミラーニューロンシステム / 食行動関連障害 / 摂食嚥下機能 / 口腔健康管理
研究成果の概要

本研究の目的は認知症に伴う食行動関連障害の予防、改善に資する知見を得ることである。そこで、認知症患者の孤食と食行動関連障害の状況、それらに影響する要因を経時的に調査し認知症の状態などとの関係を検討した。
本研究では認知機能の低下と食欲低下、うつ傾向、食事の中断、ADL、併存疾患数、抗認知症薬と向精神薬の服用の有無に有意な関連があることを明らかにした。また、軽度認知障害と摂食嚥下機能障害との関連を明らかにするとともに、口腔機能と口腔衛生管理が認知機能を改善する可能性を見出した。さらに認知機能と食欲、自立摂食能力の低下が死亡発生と有意に関連していることを明らかにした

自由記述の分野

老年歯科

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知症に伴う食行動関連障害への対応は認知症患者の介護現場におけるケアの中で大きな負担となっている。また、本障害は重度化した場合は、介護度の重症化や生命予後にかかわる状態に直結することもあり、本障害に対する支援の負担をさらに大きくしている。食行動関連障害の予防、改善に資する知見を得ることは、全世界的に認知症高齢者の急増が見込まれているなか、学術的な面だけでなく、社会的意義も極めて大きいと考える。

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公開日: 2020-03-30   更新日: 2020-05-07  

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