研究課題/領域番号 |
16K11919
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
石川 陽子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (40453039)
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研究分担者 |
野村 亜由美 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (50346938)
成瀬 和子 東京医科大学, 医学部, 教授 (70307122)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 異文化看護 / 外国人患者 |
研究実績の概要 |
2019年度は、調査票による量的調査とインタビューによる質的調査を行った。 東京都内の18のJMIP(外国人患者受入れ医療機関認証制度)認証病院のうち、承諾の得られた9施設の看護師を対象とし、調査票を用いた自記式無記名調査を行った。対象者770名のうち251名から回答を得た(有効回答率32.6%)。内容は外国人患者の看護経験と異文化ケア尺度、属性であり、結果は分析中である。JMIP認証病院においても外国人患者への対応は限られた部署でのみ行われており、各医療機関での調査票の配布数が限られたことから、研究期間を延長し、対象施設を首都圏もしくは外国人居住者の多い地方都市のJMIP認証病院に拡大することとした。 上記の施設において外国人医療担当部署のコーディネーターへのインタビューを依頼したが、多くの施設では担当者が医事課職員であることを理由に承諾を得ることが困難であり、2施設のみでインタビュー調査を行った。結果は分析中である。インタビュー調査についても次年度に追加する対象施設で継続する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
東京都内のJMIP認証病院において想定以上に外国人患者の受入れが少ないことが判明し、1)量的調査において統計学的な意味のあるサンプル数を確保する、2)質的調査においてインタビュー結果が飽和に達するまでデータ収集を行う必要があると判断し、対象地域の拡大を試みた。しかしながら、年度末に近づき新型コロナウイルスの発生により調査の実施が困難となったことが最大の理由である。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を1年間延長し、地域を拡大して対象施設を増やし調査を継続する予定である。しかし、調査対象となるJMIP認証病院の多くは指定感染症医療機関や地域基幹病院であるため、新型コロナウイルスの収束状況によっては協力の得られないことが考えられる。その場合は対象施設を全国に拡大し調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
東京都内のJMIP認証病院において想定以上に外国人患者の受入れが少ないことが判明し、1)量的調査において統計学的な意味のあるサンプル数を確保する、2)質的調査においてインタビュー結果が飽和に達するまでデータ収集を行う必要があると判断し、対象地域の拡大を試みた。しかしながら、年度末に近づき新型コロナウイルスの発生により調査の実施が困難となった。 研究期間を1年間延長し、地域を拡大して対象施設を増やし調査を継続する予定である。しかし、調査対象となるJMIP認証病院の多くは指定感染症医療機関や地域基幹病院であるため、新型コロナウイルスの収束状況によっては協力の得られないことが考えられる。その場合は対象施設を全国に拡大し調査を実施する予定である。
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